2011-01-01から1年間の記事一覧
昨年はid:mike_nekoさん、今年はid:tatsu2:20111215#p1さんに続いて。今年も様々な方が選んでおられる。 朝アニメはほとんど見ていないのと、BS・CSは入らない環境なので選べず。番号は忘れないようにつけただけで順位ではなく。
私のチェルフィッチュ初観劇はフリータイムで、その後は大体の公演は見て、でも、この『三月の5日間』はDVDでしか見たことがなかったので、今回の期待値は高かった。 で、じっさいすごかった。過去の映像で見たものとの比較はできないので、今回の印象を簡単…
ジェローム・ベルがまた来た。昨年のは逃してしまったので3年も経ってしまった。08年の横浜トリエンナーレは本当によかった(参考レビュー)。 行くしかない。 世界各地で上演された作品だ。知り合いも出演している。 行くしかない。 ということで、ほぼひと…
はい、マームとジプシーファンなのでまた行きました。 中勘助に関しては『銀の匙』しか読んだことがなく、『犬』がどんな話かというのは朧気ながら目にしてはいたけれど、さぁそれを昨年までの少女をめぐる物語から「大人の年」となった藤田貴大さんがどのよ…
これが笑っちゃうほど面白い。仕組みも面白い。 企画・映像監督・キャラデザイン:菅原そうた 演出・脚本:石舘光太朗キャスト:三森すずこ(ピクピク)/水原薫(シルシル)/明坂聡美(コロコロ) 企画プロデューサー:福原和晃・別所敬司 アシスタントプロデュ…
太一の台詞にあった「好きのベクトルが違う」というのを表し、そしてその違いを包みこんでしまう豊かな百人一首の和歌の世界を表した本当に素晴らしい回。ちはやふるはとても面白い。脚本:川嶋澄乃 絵コンテ:高橋亨 演出:細川ヒデキ 作画監督:山口真未
作・演出 藤田貴大 詳細:http://mum-gypsy.com/next/10k.php マームとジプシーは一年前の『ハロースクール、バイバイ』から欠かさず見ている。一年前が遠い昔に思えてしまうほど、ものすごい変化をしている。見るたびに新しい方法に挑戦していて、次の作品…
輪るピングドラムは小道具や装置(物に限らない)が記憶や存在、つまりフィクション特に映像における現存に関するものなので観ていて混乱することがない。その上での圧倒的ドラマツルギー。『僕と君の罪と罰』 脚本:幾原邦彦・伊神貴世/絵コンテ:幾原邦彦…
言葉を発するから「演劇」だ/黙って動いてるから「ダンス」だ、というものでないのはきっとこんな辺境にいらした方々なら十分理解しておられると思います。 最近、見た2つの舞台公演はそのことに大変示唆的だったのでここにメモを残しておきます。 ただ、私…
素晴らしい3部作だった。どこまでいってしまうんだろうと思った。 だが、如何せん作品の展開を細かに記すような感想は書きたくなかった。その時の印象を思い出しつつ、僕が僕のためだけに少しだけ整理して書いておきたい。
中島千明面目躍如の『ゆるゆり』。まずかわいい。そしてかわいい。仕草もかわいい。そしてかわいい。 それに加えて「あぁ、動くんだろうなぁ」という期待も抱かせるデザインである。 ただし、そういうかわいいキャラクターを見せようとすることで生じる問題…
夏目友人帳 参 第六話「人ならぬもの」 脚本:花田十輝 絵コンテ:寺東克己 演出:園田雅裕 作画監督:松本文男 流れるような繋ぎなど気になった2つの事柄を。
今期の目玉も目玉の「輪るピングドラム」。 これで2クールって言うんだからすごい。運命とは何か、そして輪の中心には何があるか。
ゆるやかに、それでいて確実に終わりに向かう、桃源郷のような舞台。 「地域密着 拠点日本」と銘打たれたそれは、その言葉通り、ミクロからマクロまで見通した素晴らしい作品でした。
日常は見てて面白いのですが「すごい」って言う方がしっくり来てしまう。外す面白さもそこにはあると思うのです。
この時期もしかしてBLOOD-Cの方にものすごく割かれるんじゃなかろうかと思っていたりもしたのだけれど、始まってみればなんの。ものすごく良い第一話だった。
今期スタートで圧倒的に面白いのが「電波女と青春男」。 藤和エリオに代表されるように原作絵の雰囲気を残したキャラクターデザインもさることながら、シリーズディレクターの宮本幸裕さんにしてはややゆったりした感じのテンポ*1。一人ひとりの台詞が長めな…
結びつきはしないものが結ばれることはこんなにも美しいものなのか。 今回のままごとの「わが星」は再演ということで評判やら展開やらは聞いておりましたが、やはり百聞は一見にしかずで、開始5分で感涙にむせいでしまうくらいには大変感動いたしました。 星…
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。の3話がとても面白かった。 過去と現在、そして未来へ。見えているものの差異。脚本:岡田磨里 絵コンテ:森田宏幸 演出:吉村愛 作画監督:荒木弥緒 緒方美枝子
面白いという話を聞いていたし、FT11の公募も一次突破したしでこれは行かなきゃということで観劇してまいりました。 見事な空間構成と遣り取りで紡がれる物語が素晴らしかったです。
とにかくスタドラはいつも面白い。 夜間飛行の演劇自体はとても芝居がかっていて個人的にはあまり好きでないタイプの演劇だったのですが、そんなことがすっ飛ばされるらい面白い。 舞台が好き・関わっている者の端くれ的に気になったところなどを、感想POST…
夢喰いメリーが随所に面白いところがあって今期は大好きなのですが、この8話ではさらに世界が広がるような、そんなモノを見ることができました。 脚本について語るときに台詞も重要な点ではあるけれど、「説明か」「どういう理屈・論理なの」や改変ネタに使…
「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」がとても面白い。 全く人間らしからぬ人物造形とエロ。 ゆえに、その手触りがとても気になるところであり、そこが面白い。
F/Tに続き、マームとジプシーの公演を観ました。今回も面白い。面白いったら面白い。チケット完売で追加公演出るのも頷けます。マームとジプシーの特徴と思われる“時間の飛躍と多視点で見せる物語”は今回も素晴らしいです。 舞台関係の方や舞台ファンの方で…
すごいものを見ました。すごいものを見ました。大事なことなので2回言いました。そして2回見ました。 そしてこの「2」は、夢と現・屋内と屋外・主体と客体・実在と不在、かっこ良く言えばシニフィカシオンなんかの問題とも強く結びついてきますし、単純にそ…