前売3000円までで選ぶ面白かった公演ー2013秋
自身の進退、ぐうの音も出ないミスなどでそこそこ落ち込んでいた秋。
・東京ELECTROCKSTAIRS『つまるところ よいん』
・ni_ka『AR詩劇 キャラクターズ・リブ』☆
・ラビア・ムルエ「33rpmと数秒間」
・マームとジプシー『モモノパノラマ』
・ソ・ヨンラン『地の神は不完全に現わる』
・『猿後家』
作:三浦直之(ロロ) 演出:北尾亘(Baobab)
・Theater ZOU-NO-HANA vol.5『象はすべてを忘れない』
・劇団はへっ『傍白』
発見はAR詩劇だった。
セカイカメラはなくなるそうだけど、身体性から感じることの出来るリアルとその中で展開されるフィクショナルな世界はかなり面白かった。
ツアー型の公演は、舞台芸術であるところの演劇やダンスではよく見られるものではないが、私の近辺ではこの時期は特によく見られた。劇場ではない空間を求めている、そこでの発見を求めているアーティストが増えてきているかもしれないというのは、実感としてある。
その点では、「像はすべてを忘れない」の試みはとても面白かった。
ラビア・ムルエの3作品は圧巻。特に上に挙げたものは、日本で行うこと、それに伴うローカライズも見事だった。
猿後家の永島敬三さん(柿喰う客)はオーラがあった。