2011年の小劇場演劇・ダンス10選

アニメで10選したので、カテゴリあるこっちもやりたいなと。観劇ペースが週1〜2ですが10選。
基本的に4000円以下のものを見ているので、若手〜中堅ばかりです。
本当はスタッフ全員のクレジット載せたいですが、めっちょ長くなってしまうので大変失礼ながら割愛させて頂きました。本当はここも重要なのにごめんなさい。また、番号は順位ではありません。


1.マームとジプシー「Kと真夜中のほとりで」
2011年は彼らの年とも言うべき新作ラッシュ。幸運にも全て拝見でき、感想はそのつど残していったはず。
アニメの感想も多いこのブログ的に言うと、輪るピングドラムとか好きな人は楽しめるのではないかと思う。特に3部作は私の中で結びつくところが多かったです。
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2.ままごと「わが星」
再演。本当に素晴らしい作品。我々を必ず見ていてくれる人がいる。
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3.東京デスロック「再/生」
終焉に向けて、そして共通言語とは何か、非常に示唆的な作品でした。
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4.チェルフィッチュ「ゾウガメのソニックライフ」
冒頭のシーンによって、台詞と役について注目。位置構成、技術、舞台美術も本当に見事で、複数の世界が分断せずに成り立っていた。


5.山下残「庭みたいなもの」
今でも思い返したりする作品。ダンスとか、そういうものって何だろうかと問い直すとき、末長く向き合っていきたい作品。
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6.ハイバイ「投げられやすい石」
最後の「喝采」の大合唱は最高でした。持てる者の持っているものは、別の持てる者の持っていないもの、その関係性が1つの小さな舞台で繰り広げられること。


7.岡崎藝術座「レッドと黒の膨張する半球体」
今年はF/Tは3つしか見ていなかったのですが、これを見ることが出来て本当によかった。世代や歴史(伝統)、土地(場所)の問題を「街などない」から、さらに深く。そして、ふざけているようなところも、そうするしかないような。見られていることへも見事な方法で舞台の上に。
チョ・ソンハさんの圧巻の演技。


8.京極朋彦「カイロー」
「運動」を感じる動きで、ポーズから次の動きへ移る流れがたまらない。ユーモアにも溢れていて、照明変化や音楽なしでも全く退屈しなかった。


9.ジエン社「スーサイドエルフ/インフレ世界」
遠近法的世界の劇場空間や場所のレイヤーを、各人物の視点や台詞で複眼的・共時的に見せる一方、逃れられない通時的変化があり、その中でたゆたうあわいものを対話という劇的駆動力で見せてくれた。
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10.お布団「大家族」
最後は旗揚げしたばかりの劇団から。縁あって見に行ったのですが、200点くらい狙っているんじゃないかと思うくらいぶち込まれていた。
この後、どのように進んでいくのか、私はとても気になっています。


横浜界隈のが多いですね。
あと、半券やカレンダー確認していたら、ダンスは2011年はあまり見なかった感じでした。今年はもっと見たいな。横浜では夏〜秋に「ダンス・ダンス・ダンス」があるし。