アニメ

けいおん!!第24話に寄せて。〜ストーリーの端っこで記憶の詰まった物たちが〜

あと2話はあるものの、ストーリー的にはここが最終地点なのかしら。ということで書いてみましょう。とても学校を大事にした、そんなけいおん!!でした。前にというかよく「あの学校の誰でも成り立つかも知れない。」みたいな極端なことも言ってますし、私は4…

生徒会の一存〜小さな世界は奥深い〜

ものすごい量のネタにあふれており、そこがかなり注目されている作品です。いい意味でも悪い意味でも。そして狭い。 私の個人的な趣向として、他人の日常にはほとんど興味はありません。しかし、人が物語を求めるのはとまらず、それはそこに他による視点や非…

刀語〜歴史を積み上げる旅〜

まとめようまとめようで結局数カ月。個人的には面白かったり面白くなかったりなのですが、お話はとても面白かったり。原作でいいんじゃない?という感じですが、僕原作読んでないんです……。 七花さんの戦いぶりの描かれ方の流れがそれはもう戦略的だなぁとい…

空中ブランコ〜モブがモブであるために〜

イン・ザ・プールは本読んで映画も見ましたが、実はいまいちハマりきらなかった作品。しかし、「アニメには」ハマりました。 前の二つの媒体でも面白かったことには変わらないのですが、主人公の強烈なキャラクター性が好みでなかったんですよね。アニメでは…

WHITE ALBUM〜女神は女神でしかない 人間は人間でしかない 冬弥の隣に座るのは− ホワイトアルバム〜

話題になっていた「WHITE ALBUM」を空いた時間でちょこちょこ見てました。 いやー、本当に面白かったです。で、面白かったところを忘れないように書き留めておくことにします。最大のポイントが空白。 正直、実写でいいんじゃないの?とは思っていたのですが…

サマーウォーズ(TV版)〜なんて応援映画〜

やっとサマーウォーズ見ました。かなりカットされていたようですが、大変楽しんでみることが出来ました。 その楽しんだ立場として、私は一観客になっていました。キングカズマ頑張れ!健二くん頑張れ!オッサンたち頑張れ!などなど、登場人物が困難に立ち向…

屍鬼4話がすごかった。

今期ノイタミナの後半戦。屍鬼が面白いのです。 激戦区の木曜日にあって、私はメイド様をユルユルと見ているのでこっちは録画してじっくり見てます。これ、本当に面白いです。私は新陳代謝と監視が特に気になったので、各話ごとにどんな変化があったのか、と…

神霊狩/GOHST HOUND〜解釈は何だっていいのよ〜

私はlainちゅうか中村隆太郎監督(と小中千昭)が好きなんだなぁと思います、はい。 簡単なストーリー 九州の小さな田舎町である水天町を舞台に、「現世」で起きた過去のある事件に「幽世」という人智を超えたものが絡みあっていく。 その中心となるのは小中…

あそびにいくヨ!の4話に驚いた。

最近の記事ですが、アバンとタイトルはどうなのでしょうか。というのをやりましたが(http://d.hatena.ne.jp/colic_ppp/20100717/1279385136)、そこで出した例に見事に漏れるアバンがいきなり登場しました。

NieA_7〜日常という一連にある謎〜

なんで人間はフィクションや事件に惹かれるのか。 たぶんそこには普段の生活では経験しえないものや謎が詰まっているからでしょう。今年のアニメでは「うみねこのなく頃に」や「生徒会の一存」がこれ関係かなと思ってます。「銭湯に下宿している予備校生のま…

構成あれやこれや。〜けいおん!!の配置とか〜

物語には舞台があります。 街・部屋など大きさは異なれど、登場人物が動く舞台があります。 そこにある物や人間の配置には往々にして大きな意味が込められています。 こういうシーンやりたいから次はココ!なんて、そうも単純にいきません。それは省略ではな…

イヴの時間〜演技とは〜

webで公開されるやいなや、圧倒的人気を博した連作アニメーション「イヴの時間」の劇場版を見てきました(同時に東のエデンⅡも)。私、非常に気に入っている作品です。 アンドロイドが普及している近未来のたぶん日本の話。イヴの時間というカフェに集まった…

この夏は怪奇ぽいのが多いのでアバンとタイトルとOPの出し方が気になった。

屍鬼、オカルト学院、ぬらりひょんの孫、学園黙示録。 共通点は、どれも一話からアバン後にOPがあったこと。それに関連して、タイトルの出し方など思ったことをちょこちょこと。たかだか始まる前のちょっと時間かもしれませんが、とても重要なものだと私は思…

オオカミさん1話〜ナレナレナレ〜

オオカミさんの初回を見ました。最も印象に残ったのは何か。 キャラ?アクション?「いいえ、ナレーションです。」昔話の形式であるこの語り、新井里美さんという独特の声質の持ち主を以てして、量と共に物語の前景にあるナレーションをちょっと考えてみたい…

けいおん!!〜これはドキュメンタリーである〜

まず、ドキュメンタリーについて。 これはあったことを描くものだが、制作者のフィルターがかかっている。単にそのままを描いたものでないことは留意しておきたい。それを踏まえて、私は「けいおん!!はドキュメンタリーである」と言いたい。普通の女子高生の…